INTI report
【薄毛 外用薬】ミノキシジル外用薬オススメの使い方
今回はミノキシジル配合の外用薬の使い方について美容師目線でお伝えしたいと思います!
お客様の中でも量や付け方を違う認識で使用されている方も多く、これから使われると言う方もミノキシジルの効果を高める為に是非ご覧ください!
−まずミノキシジルとは−
ミノキシジルとは薬の名前ではなく、成分の名前になります。元々高血圧症治療の内服薬の成分として1979年からアメリカで使用され始めました。
治療中の患者に多毛が認められたことから、あらためて外用の発毛剤の成分として開発が進められ、ミノキシジル配合の発毛剤が医薬品として承認されました。
ミノキシジル外用薬は、乱れたヘアサイクルを正常に戻すことで、発毛・育毛を促進しAGAを改善します。
−ミノキシジル効果−
臨床試験の結果から、ミノキシジルの効果発現には3ヶ月~6ヶ月程度かかると考えられます。ミノキシジル5%製剤の臨床試験データによると、使用開始から6ヶ月後の医師の評価では、9割以上で改善が見られるとされています。
また被験者本人の実感も、約3ヶ月後には半数近く、約1年後には9割以上で発毛効果を実感したとあるそうです。
このようにミノキシジル外用薬の効果が感じるようになるまでの期間は人によって差があります。仮にAGAではない脱毛症だった場合、効果が全く出ないということにもなりかねません。しかし医師による
処方のもと使用する場合は、効果の判定もきちんとしてもらえます。まずは専門医を受診し、しっかりと診断してもらってから使用を開始したほうが良いでしょう。
−ミノキシジルを塗布する際のコツ−
●洗髪をして頭皮を清潔に
ミノキシジルを頭皮に直接塗布する際、頭皮がきれいな状態の時に最もミノキシジルが頭皮に浸透しやすいと考えられます。朝晩ミノキシジルを塗布する前に頭皮の皮脂や汚れが少なくなるようシャンプーで頭皮を綺麗にします。
また、頭皮の血行を良くするためにシャンプーブラシを使うと毛穴の細かい汚れも落ち、頭皮のマッサージ効果にもなるのでオススメです。
ですが、薬を塗布した後に頭皮マッサージを行うと、せっかく塗布したミノキシジルがとれてしまう可能性がありますので、マッサージは薬を塗布する前に行いましょう。
●しっかりと髪を乾かしてから使う
意外とお風呂上がりにすぐ頭皮にミノキシジルを付けると言うお声を聞きます。ですが髪の毛も頭皮も濡れてる状態でミノキシジルを使うとミノキシジルが薄まってしまったり、頭皮以外の髪の毛に馴染んでしまったりするのでしっかり髪の毛を乾かした後に付けるのをお勧め致します。
そして髪の毛に付けるのでは無く、必ず髪の毛の根元の頭皮に付けましょう。塗った後は乾くまで触らずに放置し、完全に乾いてから寝ましょう。
朝塗布も同じく完全に乾いてからセットなどをして頂くのをお勧めします。
●用法用量は必ず守る
ミノキシジルは、朝と夜に1回づつ塗布します。1回につき1mlを薄毛が気になる部分に塗布するのが一般的です。基本的に分かりやすく1回分の量が出る様なっている物が多いです。
気になる部分には多く塗りたくなるかもしれませんが、多く塗布しても効果が速まる事は考えにくいので付属の説明書に記載されている用量を必ず確認し、塗布量は守りましょう。
正しい塗り方を続けることで、発毛やヘアサイクルの正常化などの効果が期待できます。
−朝ミノキシジルを塗布した後のセット−
お客様でもミノキシジルを塗った後ベタベタしてセットが出来ない、などといった声を頂きます。
個人的には髪の毛や頭皮をしっかり乾かした後にミノキシジルを頭皮塗布します。そして塗布する際にあまり髪の毛に付かない様に意識して頂くとそこまでベタベタする事はないと思います。
ポイントは髪の毛につけないと言う事です。
どうしても頭皮に塗布するので根元付近にミノキシジルが多少付いてしまうのですが、極力付かないように意識して頂くとその後の髪の毛のセットなどスムーズにする事が出来ます。
こちらわかりやすい様に何もせずに塗布した物とヘアピンで留めて塗布した物と比べて見ました。やはり何もせずそのまま塗布した方が髪の毛が濡れた状態に近くなってしまい付けたい部分にそんなに付いていない印象になりました。
極力周りに髪の毛がある際には手で分けて付けて頂くとより効率よく塗布することが出来ます!
−ミノキシジル外用薬使用の注意点–
ミノキシジル外用薬を利用してはいけない方はこちらです。
・未成年者
・女性
・肌が弱い方(ミノキシジルを使用してアレルギーが出た方)
・AGA以外の脱毛症の方
・頭皮に傷がある方 など
使用する前に医師に相談確認をした方がいい方はこちらです。
・今までに薬や化粧品などでアレルギー症状を起こしたことがある方
・高血圧、低血圧の方
・心臓または腎臓に障害がある方
・むくみのある方 など
−ミノキシジル外用薬の副作用について−
ミノキシジル外用薬では重篤な副作用の報告はほとんどありません。
発生頻度が高いと言えば『皮膚トラブル』と『初期脱毛』が多く見受けられます。
・皮膚トラブル
ミノキシジル外用薬によって起こる副作用の中でも、頭皮のかゆみ、かぶれやフケの発生といった皮膚のアレルギー反応が最も多く報告されています。
過剰な塗布によって上記のような皮膚トラブルが起こる可能性も高くなるため、用法・用量を守ることが大切です。
もしかゆみや赤みがひどくなった場合には、無理せず医師の診察を受けてください。
・初期脱毛
初期脱毛とは、ミノキシジルによる治療を始めて約10日後あたりで髪の毛が抜けていく現象です。個人差で1ヵ月~3ヵ月ほど続くと言われています。
初期脱毛は厳密に言うと副作用ではなく、ヘアサイクルを整えてしっかりとした毛を生やすために必要な過程です。
抜ける髪の毛に耐えられず初期脱毛の段階で治療をやめる人もいますが、ここでやめると少しずつ良くなってきていた状態がリセットされてしまいます。
苦しいですが3ヵ月は耐えて、その後の効果を待ちましょう。
ミノキシジル外用薬は内服薬に比べるとゆるやかな効果にはなりますがしっかり用法用量を守って頂くと効果を感じれる物になっています。
またミノキシジルは発毛を促進しますが、脱毛を抑える事はできない為、脱毛抑制の効果があるプロペシアとの併用がオススメです。
自分に合った物で無理なく治療をしていただければと思います。
外用薬だけでは無く内服薬でのご相談もお伺いしますのでお気軽にご相談ください。
少しでもお悩みの力になれれば幸いです。
以上INTI大阪本町 貴田でした。
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