INTI report
【紫外線 薄毛】薄毛美容師が考える、頭皮と紫外線と薄毛の関係
INTI東京 角田です。
季節によって数値が変わる
【紫外線】
についてリポートしていきます。
1 紫外線とは?
2 紫外線と頭皮、髪へのダメージ
3 薄毛、抜け毛から頭皮を守る紫外線対策
紫外線対策はこれら3つがとても重要となります。
1 紫外線とは?
(気象庁HP紫外線とは 引用)
太陽からの日射は、波長によって赤外線、可視光線、紫外線に分けられます。可視光線より波長が短いものが紫外線となります。紫外線も波長の長いものからA.B.Cと大別されます。フロン等でオゾン層が破壊されると、生物にとって有害な紫外線が降り注ぎ、細胞を破壊します。
UV-A
大気による吸収をあまり受けずに地表に到達します。生物に与える影響はUV-Bと比較すると小さいです。
UV-B
成層圏オゾンに大部分が吸収され、残りが地表に到達します。生物に大きな影響を与えます。
UV-C
成層圏、および上空のオゾンと酸素分子によって全て吸収され、地表には到達しません。
※UVとは(ultraviolet=ウルトラバイオレット=紫外線)
結果 紫外線(特にUV-B)とは、オゾン層の破壊によって地表に降り注ぐ、人体(生物)にとても有害な光線である。
2 紫外線と頭皮、髪へのダメージ
紫外線を人が浴びると、大きく分けて
★太陽光(紫外線)による老化現象
★頭皮(皮膚)へのダメージ
★髪へのダメージ
この3つが頭皮や髪ににダメージを与えます。
★太陽光(紫外線)による老化現象
太陽光(紫外線など)を多く浴びることで皮膚の老化現象を皮膚科学的に「光老化」と呼びます。
光老化は自然老化とは区別された老化現象である。
光老化は長時間、太陽光を浴びることで徐々に進行する。
光老化することで、シミ、しわ、たるみが促進する。
ここで問題なのが、どの肌よりも頭皮が太陽光(紫外線)に面しているため、最も太陽光を浴びることが問題であり、頭皮は光老化が最も起こりやすい、よって悪影響がおよびやすい、といことです。
★頭皮へのダメージ
頭皮が紫外線を浴びすぎると、頭皮の細胞がじわじわ破壊されていきます。頭皮は太陽に面しているので、顔などに比べて、2~3倍の紫外線を吸収しています。頭皮は一年中紫外線を浴びやすい環境が整っている訳です。
特に毛母細胞が紫外線によってうまく働けなくなると、髪の抜け毛の原因となるだけでなく、毛母細胞が髪の毛そのものを作れなくなり、薄毛の直接的な原因となります。特に分け目などは頭皮がむき出しになっており、紫外線を浴びやすく影響を受けやすいと考えられます。
他にも頭皮が紫外線を浴びると、頭皮が酸化することで老化を促進させます。老化した頭皮は弾力がなくなり固くなります。固くなった頭皮は血行不良を起こし、抜け毛や薄毛の原因となります。
★髪へのダメージ
髪の毛が紫外線を浴びると、毛髪内部のメラニンが壊されて、髪の毛が赤茶けてきます。髪の毛に艶が無くなり、パサつきます。ただし、男性は艶やかな髪の毛より少し軋みがあるパサつきのある髪の毛のほうが薄毛でお悩みの方はヘアセットをしやすい場合もあります。営業職、接客業種などのお仕事の男性の場合は、髪の毛の艶、潤いなども大切ですので気をつけましょう。
3 頭皮への紫外線対策
紫外線を頭皮、髪の毛にいかに浴びなくするのか?が髪の抜け毛、薄毛対策に重要です。簡単にできる紫外線対策をしましょう。
☆頭皮を守るため黒色の帽子、日傘、、できない場合はUV防止スプレーをする。
紫外線が頭皮にあたらないようにするのが最も効果的です。紫外線対策として帽子、日傘はとても有効なアイテムです。特に紫外線量が高い夏場の季節は黒色は紫外線を吸収しやすいといわれていますので黒の帽子が最もおすすめですが、黒は光を吸収するため、熱も帯びやすいので、メッシュ素材の帽子がおすすめです。通気性がよく、頭皮の熱量が放出しやすいため汗などにも衛生的です。
通勤、通学の際は帽子はかぶれないので頭皮用UV防止スプレーがおすすめです。比較的どこでも購入しやすいのでおすすめです。
UV用スプレー表記例
PA=UV-Aに効果を発揮
SPF=UV-Bに効果を発揮
特に髪の分け目や顔周りの頭皮がむき出しになっている個所にふりかけてください。できるだけ頭皮を守りましょう。ただし敏感肌の方、頭皮トラブルのある方、自毛植毛したばかりの方は紫外線防止スプレーが頭皮刺激になる場合があります。よく使用上の注意を読んでください。もしくはできるだけ外出を控える、どうしても外出する場合、日陰を利用することを意識してください。
☆髪の分け目をこまめに変える。
ヘアスタイルを作る際、分け目がずっと同じだと分け目の頭皮はより多くの紫外線があたります。結果、分け目の部分から薄毛、抜け毛、頭皮が固くなる、などの頭皮トラブルが起こりやすい為、できるだけこまめに分け目を変えましょう。この際、分け目を右から左にかえるなどではなく、通常の分け目を5mm~1cm左右にずらす、くらいでも十分効果的です。髪の分け目を一定にしないことが重要です。
☆活性酸素を除去する食生活を意識する
太陽光(紫外線)を浴びると体内で多くの活性酸素を発生させます。活性酸素を除去する能力、抗酸化作用の高い食べ物などを摂取することがおすすめです。
リコピンを多く含むトマト
クエン酸が多く含まれる柑橘系のフルーツ全般
ポリフェノールが多く含むブルーベリー、ブドウなど
イソフラボンを含む大豆食品
ビタミンEを多く含むアボガド
紫外線を浴びることにより、体内(頭皮)で活性酸素を過剰に作られても、抗酸化作用が働き頭皮が酸化しにくい為、おすすめです。なお、余談ですが、抗酸化作用が高い食生活はアンチエイジングの効果も高いです。いつまでも細胞レベルが若くいれるためとてもおすすめです。
以上、紫外線から頭皮を守り、薄毛、抜け毛予防の対策をリポートしてみました。
太陽光はビタミンDを生成してくれる側面も併せ持ちますので、紫外線を意識しすぎて過剰に対処せず、適切な知識、対応をされればよいかとおもいます。是非ご参考くださいませ。
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