INTI report
【薄毛 育毛】ちょっとマニアックな髪の育毛知識(後編)
INTI角田です。早速ですが、前回のreportの続きからです。
前回ご覧になっていない方はこちらもお願いします。
https://www.inti-tokyo.com/inti-report/entry/post-224/
髪の毛はどうやって成長するの?
をマニアックに考えていきたいとおもいます。
髪の毛の成長といっても発毛、育毛と脱毛予防などがあります。
今回は髪の成長がメインですので、ここでは発毛、そして育毛にしっかりスポットを当てていきたいとおもいます。
早速ですが、
Q 髪の毛はどうやって成長するの?
A 髪の毛は毛母細胞の分裂によって毛根から頭皮から出た部分を毛幹(皆さんが言う髪の毛の部分)と呼びます。毛根が成長することにより押し出されて髪が伸びているという現象となります。
なるほど、では毛母細胞の細胞分裂が活発であれば、髪の毛が成長するということですね。
Q 毛母細胞ってどんな細胞ですか?
A 毛乳頭周辺の細胞組織を指します。毛乳頭から栄養や酸素を受け取ることで毛母細胞が活発に細胞分裂します。
細胞分裂した部分が増えることで、表皮方面に押し出され、表皮までを毛根、表皮から突き出た部分を毛幹(髪)と呼びます。
せっかくなので、簡単な毛の仕組み解説
下の図をご覧下さい。
毛の組織の名称を一つの会社の組織の役割に例えます。
毛乳頭(毛乳頭部)
髪の毛の成長の仕切り屋、会社で言うと部長などの管理職。 血液から栄養、酸素を毛母細胞に配給します。栄養=給与 酸素=やりがいみたいな感じでどちらも欠ける事ができない必須材料 ただし、栄養、酸素の配給元は血液なため、血行が損なわれると、部署の生産性が傾き、毛母細胞(社員)は給与ややりがいがなくなり、髪の毛(製品)を作り出せなくなります。ただし血液の配給量は毛乳頭(部長)のセンスではどうにもならない。
毛母細胞(毛母細胞社員)
会社でいう社員、労働者。栄養(給与)と酸素(やりがい)があればやる気が出て、髪の毛(製品)を沢山作り沢山仕事をしてくれます。毛乳頭(部長)の周りに常に取り囲んでいます。栄養と酸素を配給した分しか働かず、給与が出ない残業は全くしません。すべては配給の量、質にかかっています。
そして、毛母細胞もほかの細胞と同じく、加齢とともに老化していきます。給与を多くしても加齢には勝てません、髪の生産性は緩やかに落ちていきます。また、ストレスや食生活、睡眠の質の乱れなどでも毛母細胞の動きが低下、よって生産性が減少します。
毛球(オフィス毛球)
細胞分裂をする部分をまとめて毛球と呼びます。会社でいうオフィスという空間です。細胞分裂した分、空間も広がります。
毛包 (毛包商品出荷部&商品レーンの見張りも担当)
毛根部分を包む組織 髪(商品)の伸長の通路的役割、商品を輸送するレーンのような感じです。ただ、さりげなく毛根をフォローしています。
皮脂腺(髪という商品の保湿&ラッピング係)
皮脂を生み出す器官。皮膚や髪(商品をラッピングして見栄えをよくしたり、商品が乾燥しないように常に保護してくれます)保湿のために皮脂が出るという仕組みです。シャンプーのし過ぎで皮脂が分泌されやすくなるので注意。
毛根 (発送前の髪)
髪(商品)が頭皮の表面まで出る前の部分を指す。出荷前のような感じ。
毛幹 (晴れて髪の毛、という商品を指す)
表皮から出てきた部分を指します。出荷されて晴れて髪の毛と呼ばれるようになります。
ここまでが、一つの髪の毛を成長させる組織です。そして髪の毛を成長させるためには、毛母細胞の分裂がもっとも大切であり、そのためには血液から運ばれる栄養、酸素の供給が必要不可欠となることから、
血流 栄養 酸素
と髪の同盟、協力関係が必須となります。
髪の毛の出来栄えはまさにこの血流、栄養、酸素のナンバースリーが大きく関係してきます。
これらナンバースリーは髪の毛を作る部署以外の体の臓器などの部署でも、とても重宝され、各部署から熱烈なオファー(引き抜き)を常にもらっている人気者です。
脳はまず五臓六腑など、人体でも最も必要な部分から血流を使って、栄養や酸素などを供給しています。
そして、髪の毛という部署は栄養や酸素を受け取るうえでは体の部署の中でも優先順位は最も後方となります。
大切な臓器への血流は、そもそも血管が太いため栄養、酸素の取り分が多くなります。
ただし、髪にとっても栄養や酸素、血流は体内の臓器の働きが高いほど髪の毛にも栄養や酸素も多く運ばれてくるため、体内の臓器が健康に作用することは髪の毛にとっても重要なことだとも言えます。
人間生きていきていくことが健康が一番大切ですね。
そしてこのナンバースリーを最も効果的に増量、摂取できるようにすることも髪の毛の成長にとても肝心です。
まずは
栄養
栄養は食べ物をよく咀嚼することで胃腸にも負担をかけずに栄養の吸収率を上げることで体内で回せる栄養が担保されます。
髪に栄養を引っ張るためには、胃腸の働きをよくすること、食べるときはよく噛んで食べることが大切です。
髪に良いとされる栄養素、亜鉛、鉄分、タンパク質、ビタミンなどは、髪の毛を作る上ではとても肝心です。
しかし、これらの栄養は他の臓器にも大切な栄養素となるため、髪に良い食べ物を摂取しても、優先順位が高い臓器から栄養が供給されます。残った部分の栄養が毛細血管を通り、やっと髪の毛を作る材料となります。
酸素
普通に生活していれば特に問題ありません。呼吸と肺の働きによって適度な酸素を吸い込み、体の中で酸素が使われたのち、二酸化炭素を体から排出します。
肺炎になったり、山の高地に登って低酸素状態にならなければ気にしなくて良いかとおもいます。肺に負担をかけないようにたばこは控えてください。
血流
髪の毛を作るうえでとても大切です。上記の栄養、酸素は血液が体の隅々まで運んでくれるので血流を滞らせないことが髪の毛を成長させるうえでは最も肝心となります。
血流をよくするうえでのおすすめは
適度な運動、代謝をよくして基礎体温をあげること。お風呂にゆっくり入ること。
血流を悪くする行為は
ずっと同じ姿勢でいること(肩こりなど)、筋肉や脳など体が緊張状態などにあること(自律神経の乱れで体の体温調整がおかしくなる)、喫煙(血がどろどろ)、身体を必要以上に冷やしすぎない(冷暖房)などがあげられます。
長くなりましたが、
髪はどうやって成長するの?
の答えは、
血流、栄養、酸素をしっかり毛乳頭まで届け、毛母細胞にしっかり働いてもらうことが大切かとおもいます。そのためには心身共に健康が一番であり、健康を保持するためによく噛んで食べること、身体をよく休め、適度な運動をされるのが良いかとおもいます。
あくまでも持論ですが、ご参考くださいませ。
INTI角田でした。
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