こんにちは、INTIの阿具根です。

 

 

今回は円形脱毛症の方でも、ヘアデザインを楽しめるご提案を紹介していきます。

 

 

今回は『髪型は短めが好き』『前髪を上げたい』

そんな方に、前頭部に円形脱毛症ができてもバーバースタイルを楽しんでいただきたく

ウィッグ(人形)を使ってさっぱりスタイルを作りご説明します。

 

今回は仕上げからデザインを載せていきます。

(正面、横、後ろです。)

 

どの角度から見ても違和感なくカバーでき

『清潔感』『男らしさ』『さっぱり』な印象を与えるスタイルになりました。

 

特にこれからは暑くなり汗もかいてしまうので、髪の毛が汗がつきにくいデザインでもあります。

 

 

 

ここからはBeforeの状態をお見せします。
(正面、真上からになります。)

 

前髪の額1cm後ろに500円程の円形脱毛あり、他にも頭頂部左側に10円程の円形脱毛を作り合計2カ所を作りました。

 

円形脱毛をカバーする為の準備として、円形脱毛周りの髪の長さがそれなりにないとカバーはできません。

 

今回のデザインでは、8〜９cm位の髪の長さがあるとデザインも作りやすく
円形脱毛もカバーが可能となります。

（髪質や毛量の違いで人によってはカバーできない場合もございます。）

 

バーバースタイルは頭頂部が毛量多いスタイルをよく見ますが、円形脱毛がある人が毛量多いままにしておくと
円形脱毛部分と髪の毛が生えてるところが馴染まなくなるため、割れる恐れがあります。

 

ですので、円形脱毛部分と髪の毛が生えている中間の毛量領域を作っていきます。

円形脱毛周りの髪の毛を毛量調整しバランスを整えます。

 

 

カットが終了し、セットになります。

 

本来バーバースタイルは、ジェルやグリスで行い、濡れ感のあるスタイルが多いのですが

円形脱毛症の方がジェルやグリースをつけてしまうと、髪の毛同士がくっついてしまい
地肌も見えやすくなり円形脱毛の部分が見えやすくなってしまいます。

 

円形脱毛症の方には、スタイリング剤を変えてカバーしていきます。

今回はパウダーワックスとデューサーワックスを使い、その使い分けをお伝えします。

 

パウダーワックスを行う理由として、

頭頂部や円形脱毛の周りの部分をふわっとさせて、円形脱毛のカバーをしていきたいからです。

 

デューサーワックスを使う理由は、横の髪や毛先の髪をボリュームダウンさせたいので
少し押しながら形づけます。
毛先を締めることで、まとまり感と紳士さを強調することが可能になります。

 

最後にハードスプレーを髪の毛全体に均一に振って形が崩れないように仕上げます。

Before、Afterになります。

 

円形脱毛症は再発率も高く、その都度同じ場所に起こるとは限りません！

 

円形脱毛の場所でヘアデザインのカバーの仕方も変わりますので、

今後違う場所に円形脱毛症になった方へのヘアデザインもご紹介してければと思います。

 

少しでも皆様のストレスが軽減されますように

よろしければ参考にしてください。

INTI阿具根
 

 

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