こんにちは、INTI大阪に加わりました田中です。よろしくお願い致します！


早速ですが今回は、円形脱毛症のセット方法について書かせていただきます。

原因については、前出のreportにもありますようにストレスや遺伝など

まだ明らかになっていない部分が多いのが現状です。

セットが特に難しい頭頂部に発症した場合のセット方法を

少しでもお悩みの軽減になればと思いお伝えさせていただきます。


ウィッグで下の写真のように３ヶ所の脱毛部分を作らせてもらいます。





頭頂部に発症部分をカバーできる長さがあれば大丈夫なので、横はツーブロックにし襟足は刈り上げます。


まず乾かし方ですが、この乾かし方でスタイリングの７割以上が決まると思っていただきたいです。

なので、ドライヤーを終えた時点で発症部分を覆えていないと意味がなくなってしまい、

普通に乾かすと下の写真のように３ヶ所すべてが見えてしまいます。





隠すには被せる髪が必要になりますので、完全にオールバックでも良いのですが

抵抗のある方も多いかと思いますので、今回は分け目を付けずに６対４の前髪にします。






この位置での発症の場合は前の毛を後ろに持って行く必要がありますので

前から風を当て、指で根本からひっぱりながら持ち上げ、全体的に後ろに流します。

よりしっかり流す場合は上だけでもブラシを使うことをオススメします。





前髪のドライヤーのポイントは下の写真のように一部を上げることです。

６対４で別れたところの生え際から３センチのところを起点として放射状に流し、

前髪の両端と耳前はボリュームを落とすために上からドライヤーを当てます。


ドライの完成がこちらです。





ちなみに前髪を下ろした写真がこちら




上部は発症部分を覆うためにかなり前から後ろに流す必要があるので

前髪を完全に下ろすとそこだけ分離してしまい不自然になりますよね。


頭の後ろは、慣れるまでは合わせ鏡をするか誰かに見てもらいながら作る方が確実です。


スタイリング剤は、発症部分にワックスやジェルは使わない方がいいでしょう。

ワックスやジェルは数本の髪を一つの束にしてしまいますので

割れたくない頭頂部の場合は、スプレーをオススメします。

頭頂部以外はワックスなどで大丈夫ですが量を調整し

上との質感に差が出ないようにお気をつけください。


まず、発症部分の１センチ上の毛を取りコームで梳かし、隙間を均一にし

ハードスプレーを３０センチ以上離して、軽めに吹きかけます。

ポイントは均一に覆い、蓋をしてしまうイメージです。

スプレーが近かったり同じ位置からかけていると一部分だけ質感が変わってしまうのでお気をつけください。






次はそのさらに上の毛を下ろし自然に馴染むところで、もう一度しっかりスプレーします。

１度スプレーするとシャンプーするまで落ちないので

割れているところはないか、不自然なところはないかチェック

若しくはご家族などにチェックしてもらってからスプレーしましょう。






頭頂部のスタイリングは以上になりますが、風が吹いたらどうなるのか

一般的な家庭用ドライヤーより風力の強い１５００ワットの業務用ドライヤーでテストしてみます。





いかがでしょうか、画像では分かり難いかも知れませんが

髪から１０センチくらいの距離から１分以上当てても崩れません。

汗をかきにくくなるこれからの季節には、より効果的と思われます。





ちなみに、今回使ったスプレーはウルトラハードなスパイキースプレーです。

がっちり固まるのにわざとらしいツヤが出ない

INTIにご来店いただいているお客様にはおなじみのスプレーですね。

 

イリヤ　コスメティクス　スパイキースタイリングスプレーウルトラハード
250g ミニ付　¥1,800


もちろん髪の長さ、髪質、骨格、円形脱毛の発症の場所など誰一人として

同じ条件の人はいませんので、今回のご提案が全ての方に当てはまるわけではありません。

INTIには円形脱毛症に悩まれるお客様も沢山いらっしゃいます。

知識と経験を持ったスタッフが一人一人に合ったご提案をさせていただきますので

髪のお悩みとストレスの軽減にご協力させていただければと思います。


INTI大阪　田中慎吾

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