こんにちは、INTI大阪本町、毛髪診断士の田中です！


今回は、毛量が全体的に少ない、あるいは髪が細くて地肌が透けてしまう

お悩みをお持ちのモデルさんにご協力いただいて

髪型の提案をさせていただきたいと思います。


AGA（男性型脱毛症）とは別に

もともと髪が細く量が少ない状態を瀰漫（びまん）性脱毛症といいます。

原因は、遺伝であったり脂漏生皮膚炎などの地肌のトラブルであったり

理由は様々ですが、年齢を問わずお悩みの方が多い症状です。


今回のモデルさんは、元の髪の細さに加え

10年弱の間スキンヘッドにされていたそうです。

スキンヘッドは紫外線や乾燥などの影響を頭皮が直に受けて

毛根の老化を早めてしまうので髪の毛にとってはあまり良くありません。

いずれまた髪を伸ばそうとお考えの場合は避けられたほうが良いと思います。



カットする前のモデルさんがこちらになります。



上と前の髪を１０センチほど伸ばしていただきました。

今回は、この長さを活かしパーマをかけて髪の重なりを増やし

長さを厚みに変えていきたいと思います。


頭頂部の髪は伸びると側頭部に落ちて、ボリュームが外側に逃げてしまい

髪の重なりが少なくなるので余計に透け感が出やすくなります。

側頭部は逆に伸びるほど髪の重なりが増えるので

伸びたあとほど髪の重なりとボリュームが増え、多く見えます。


本来は、頭頂部にボリュームがあり

側頭部はタイトに収まっている方が髪型として綺麗で

頭頂部のトップの髪を多く見せることもできます。

このボリュームの逆転がカット前の状態の良くないポイントです。



では、カットとセットをさせていただいた後がこちらです。



側頭部を高い位置まで刈ってあえて地肌を見せることで

勝手に頭頂部の方が毛量が多いように見せることができます。



頭頂部は、パーマで３つのポイントを抑えています。

・髪の毛１本ずつが交差する回数を増やす

・髪の根元が立ち上がる

・本来の生え方とは関係なく新たに毛流れを作れる

この３点全てが透け感のカバーにつながってきます。


パーマというとクルクル、チリチリなど


見た目にいかにもパーマしたとわかるような髪型をイメージされる方が多いですが


当店でさせていただく内容で多いのはセットがしやすくなる程度のパーマです。


職場に行っても誰にも気づかれないけど


自身ではセットとカバーのしやすさを感じている


というお声もいただきます。


今回は瀰漫性脱毛症のモデルさんにご協力いただきましたが


パーマはM、O、U字のカバーにもおすすめです！



ご興味のある方はぜひ一度ご検討されてみてはいかがでしょうか。


最後までお読みいただきありがとうございました。


INTI  田中

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